2017年03月24日

北村薫

北村薫

「冬のオペラ」北村薫:著 角川文庫
三篇の連作。今までどの北村を読んだのか覚えていなかったので、確かに未読のこの「冬のオペラ」を読むことにした。何故か少し緩いかな?と勝手に思い込みの一冊だった。緩そうで緩くない。非常に文学的な速度の文体で、いたる所で大事なフレーズが振りまかれている、計画的に。気持ちの良い読後感です。名探偵の巫をカンナギと読むことにびっくりしました。「なんてよむんだったかな?」って何度もページをもどりました。食傷気味にならない術が在りそうです。なので続けて読みたくなります。「遠い唇」が待ち遠しい。



Posted by 新茶 at 07:59│Comments(0)
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