2019年01月30日

マエ持ち二人組?



「すれ違う背中を」「いちばん長い夜に」乃南アサ:著 新潮文庫
「いつか陽・・・」を読んで、私はこういうのばっかりだけど、いいかって思ったので2冊読んでみた。言葉に出来ないけど、やさしさで生きる人を描く。ただそれだけでいい。言葉に出来ることもあるけど、その場その場で出来ない時もある。でもずっと見ていると見えてくる。本当はすごーく優しいんだってことが。こういうのは文章にするとコッパズカシイね。と言いながら、次に一冊高木君を読み、音道も読むつもりです。偏ってきたかな?  


Posted by 新茶 at 08:10Comments(0)

2019年01月19日

しゃぼん玉


「しゃぼん玉」乃南アサ:著 新潮文庫
秀逸な作品です。少し捻ったかっこいいのが好きな方には不向きかもしれませんが、典型的な古典風涙頂戴もいいものです。うまいのか、へたであるわけなどないのだろうが、朴訥なヘタウマを装っているのかもしれません。シリアスと朴訥なヒューマニズムの傑作です。こんなジャンルが乃南の領域なんですね。次に読み始めたのも前科者女性二人の作品だから、そんでこの前は、交番のおまわりさん。乃南は日常の悪と優しさを並列に置いて人間性を問いかけて「優しいのが人間じゃんって思いませんか?」って言っている。周五郎みたいですね。兎に角読んでみてください。自分の母を思い出しました。最後には会ったのかなあ。
 なぜヘモグロビンは赤いのか?植物の葉緑素はなぜ緑なのか?不思議ですねー。して、恐竜から鳥へのプロセスを観たい。骨はいかにして空洞へと変化したのか。前肢の羽根への過程が見たいのだ。ミーハー的にフェルメール展のTシャツ、サグラダファミリアのスタッフTシャツが素晴らしかったね。今日は以上  


Posted by 新茶 at 08:33Comments(0)