2019年07月25日

アウトの人



「パリ警視庁 迷宮捜査班」早川ポケットミステリー
近頃はやりの警察もので、ここはパリ。手におえない外れの刑事を集めて警察内の風通をよくしてあばずれたちを寄せ集めたのは良かったのか?迷宮入りだった事件を解決など出来る筈はないと箍を括って放りだしたけど阿仁はからんや、変な奴らは真相をつかみはじめるのであった。何処でも同じような設定が世界に広がっているんですね。考えることはみな同じで、コードに載らない人間が登場するのを待っているんだね。面白くない人間は関東に多いけど、面白いふりをしたにんげんは関西に多い。そして面白くもなかったお笑いで、オーソリティーぶっている古参の漫才師のかっこ悪さは見るに耐えなく思えます。EXITや草彅が何十年経ったあとに古参ぶってさんまや松本、巨人のように振る舞っていたらいやだね。漫才は刹那で終わりです。泡のようでいいんです。
 
  


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2019年07月03日

やる気&とっておき


「やる気のない刺客」再読 佐藤雅美:著 角川文庫
再読なんだが、何度読んでも面白い。赤ひげほどストイックでもないところもいい。シリーズを続けてほしいものです。何時ものことながらこの作家の事細かな文中の説明、解説には感謝します。江戸がズート近く見えてきます。
「とっておき名短編」北村 薫、宮部みゆき:編 ちくま文庫
いろんな作家がいて、いろんな作風のたんぺんが読めます。文学ってすごい領域なんだな?って思いました。ホラーや毒っぽいもの、サスペンスやおどろおどろしいもの、ととてもじゃないがページを捲れないものと、そんな中でっ作品を綴り続ける精神力ってのは以上です。異常で飯を食うってのもなんだかなー?てのが感想でした。二度と読まないでしょうが、「異形」はおもしろかった。

近頃気になっていることが有る。それは子の画目でもそうなのだが、テレビも途中でコマーシャルが入るのが頻繁になったこと、しかも大事なところでだ。集中力が途切れるのだ。現代はじっくり考えさせない浮薄なうわべだけの時代なんだってことかな?大事なことはいろいろ跨いでやっとたどり着くみたいで、粘着質の奴だけがゴールできるんだ。途中の色んな誘惑に負けては駄目なんだ。俺は弱いんだな。

因みに2冊とも図書館です。
  


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