2017年08月23日

それでも、警官は微笑う



「それでも、警官は微笑う」日明 恩:著 kodansha novels
再読です。でも、途中で気が付いたんです。2ページ目です。でも今野敏が出てきたのは今回気が付いた訳です。他にも何処かの小説の刑事の名前が出てきています。おぼっちゃま潮崎だから良いとします。というわけだが、たしかに面白い。次回作と続いてほしいものです。刑事ものは続かないと消化不良と欲求不満が募ります。この著者の名前の読みは たちもり めぐみ だってさ。そんで女性 表紙は極めて優れたデザインです。

  


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2017年08月16日

「昆虫こわい」



「昆虫こわい」丸山宗利:著 幻冬舎
 饅頭こわいからのもじりで、昆虫学者の悪戦苦闘の記録です。読者の日常的感覚からの視点も忘れずに、また学者のすべきこともコツコツとやるあたり、たいしたものです。文の端はしに滲み出る虫への思いは読んでいて、虫の学者でもない自分も昆虫に引きつけられて、野山に出かけたくなります。でもね、農家の生まれの私は野良仕事が大嫌いでした。今でも蚊や蛇、ムカデは寒気がします。それにしても、自然科学は面白いんですね。ラジオの子供電話科学相談も面白かったです、聞いてしまいました。



竜の髭の刈込を終えました。草刈り機を使わずに切れない剪定ばさみを駆使して、どうにか様になりました。がしかし、芝が伸び放題。草取りをするところがまだまだ有るのだ。一年中こんなことばっかり言っている。

自治会の精霊流しの設営と片づけも終えて、今年最後の送り火を夕刻に焚こうと思います。亡くなったおじさんの遺品の鉈で松明を細く細かく刻むことが出来ました。きれい火が着きます。盆が終われば、この蒸し暑い夏も過ぎていつかは秋に変わるのでしょう。そんな風にして齢を取るのだ。

  


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2017年08月13日

笑う警官



「笑う警官」佐々木譲:著 角川春樹事務所
バッタを倒しに・・・とか昆虫・・・が図書館に有るか否かを探りに行ったら、この本が眼に入ったので、読んでしまいました。バッタは予約。こわいは買ってしまいました。買ったり借りたりの選択は論拠が有りませぬ。その場の思いつきで決定。今、「こわい」を読んでいます。
 「笑う」は随分とテレビ風に書かれていて、アメリカの刑事風でもあり、面白いことこの上ナシです。こんなうまくいく筈ないじゃんと独り言を言ってしまうでしょう。登場人物のキャラもドラマ仕立てでなかなか壺を抑えています。読んだら読んだ人同士で語りたくなるストーリーでした。わが家にはそんな人は居ませぬ。




芝生の中に侵入してきた「竜の髭」が拡がってしまい、花も咲き始め我世を謳歌し始めそうなので、刈ることにした。草刈り機をもたないわが家では、剪定ばさみと鎌で刈るのである。夏の日が天空から傾いて日陰になったときに、蚊除けの器具を3つ着けて、長そでのシャツと麦わら帽子で覚悟を決めて、刈り始めます。なかなか進まないのが私流。でも何時かは終わる筈。でも芝生に砂を撒いてやらないと段々地面が下がってきた。芝生は手がかかります。
 昨日盆棚を造りました。今日和尚さんが近所を回ってお経を上げに来ます。迎え火も焚きます。暑くて滅入ってしまい、諦めの境地でもありますが、今彼方へ行ってしまっては、父と母がまだ早い、戻れと叱りそうなので、まだ生きます。軟弱なんです。北と米はどう始末するんだろう。日本の軟弱さはこれまたオリジナルでもあります。共和国は無理な人種というのが今になって判ってきました。いいこともあるのかもしれません。
  


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2017年08月01日



「虫のすみか」小松 貴:著 ベレ出版
 虫と云えば小松さん。「考える人」のメール版も面白い。虫は自分の寝床、すみかを自分で作る。変則もあるけど、ヤドカリの様にね。僕たち人間は大体他人の専門職に造ってもらうし、それにお金を払う。これを社会とよぶのでしょうか?で、全く同じものが無い。これは大事なことです。虫でも人間でも、共同住宅でも、住み方が違うのだ。虫たちはもっと違っていて地球を変えないで棲んでいる。人間だけです、石油化学の製品でくるまれた建築?いや建築って人間が作った物を指すんだね。すみかをみれば虫が判って、建築をみればそれを利用している人間達が見えてくる。だから中身なんてものは王様の裸ってことだね。塀なんぞたかが知れてる。隠したって見えてる。棲家の穴に蓋をするのもいるけどね。一生懸命に巣を作っている虫は、毒虫でさえ健気です。地球上の生物って本当にエライ!地球から見れば毒虫は人間だね。アラブあたりからアスファルトを持ってきて、地面に蓋をしちゃうんだからね。あーあ。
 そんで先程の「Webでも考える人」が面白くて紹介します。小松貴の「裏山の奇人」、飯間浩明の「分け入っても、分け入っても日本語」、岡ノ谷一夫の「おかぽん先生の青春期」入江敦彦の「御つくりおき」が今読んでいるコラムです。読めたら読んで下さい。きっとなんか嬉しい読後の幸せを味わえます。バッタを読む?
  


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