2014年06月17日

海外です

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 「愛おしい骨」キャロル・オコンネル:著 創元推理文庫
20年前の事件で不明だった弟の骨が自宅の玄関ポーチに届くシーンから始まるのだ。誰が何故に殺したのか、はたまた誰が届けて来たのか。兄弟が山に入って、帰ってきたのは主人公の兄だけだったこの事件の真相は、20年後に帰ってきた兄(軍の犯罪捜査部を中途退職)が過去いや現在の村人の絡み合った謎を解明する。特異な人間達が暮らす西海岸の村では、普通に見える行為の裏側には途轍もない感情が蠢いて、その軌跡は何処かに破綻を現す。見栄と虚像と偽らざる心のギャップがもたらす事件はいつの世も、どんな世界でも起こりうることなのですね。ただしです、この本を読み進めていくのは至難の業でした。平易な文体や会話と思っていると、実はアメリカのニューシネマ風な諧謔、辛辣、ウィット、ペーソスで覆われてしまっているので、理解するのに手間取ります。海外ものはこの調子が多いので、ここ数年は敬遠していました。年寄りには堪えますが、馴れだね。他のオコンネルも読みたくなってしまいました。

 サッカーが初戦で負けたので意気消沈しています。近くのグラウンドのパブリックビューイングに行ったのだけど、日に焼けて帰ってきました。スポーツはスピードとパワーの競技ですから、あの試合の負けは当然でした。完全なるフェアなスポーツなど無くて(例えるならバスケット)それを承知で筋肉と頭で競うわけだから、闘わないといけません。サッカーではボールを持たないとゴール出来ません。ボールを取られて、見ていては負け。でもその単純さが好きなんです。あのゲームではもっと失点されていても不思議ではないでしょう。あまり進歩していないのかなー。




Posted by 新茶 at 09:59│Comments(0)
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