2017年10月14日
陰陽師
「玉兎の巻」夢枕 獏:著 文藝春秋
本当に久しぶりに晴明と博雅の掛け合いにしみじみ、でした。もう30年にもなるんですね。マンネリどころか、サスティナブル、マニエリスム的日本の文化とも言えます。ときどきでてくる呪は言葉、なんだ。はじめに言葉ありき、っていうことでこの音という抽象が連続したら具象のイメージを想起するという言葉が人間を人たらしめている。コミュニケーションの始まりはここにありって、ことかな。不思議とファンタジーがスーっと入ってきます。葉二の笛ってどんな笛なんでしょう。『蝉丸』は知らなかった。
「文机」ふづくえがここまで出来ました。筆返しのある経机ではござらぬ。このあと多少色をしみこませた後に、ウレタンを塗るのじゃ、フフフ。ちょっと天板が高めなのは、人間年を取ると目が定かでは無くなるし、食卓に使うときでも、箸から口が遠いと、こぼすのじゃ。まあ座高が高けりゃしょうがないけど、それは自業自得。もう一つや二つ、木目じゃないのを、真っ赤と白色なのも造ってみようかと算段をしておるところじゃ。この口調は道満。そのうち死ななければいつかは出来る筈、こうご期待あれ。注)両袖の円や欠きこみは、モダニストとしての記号・・だ。
Posted by 新茶 at 09:20│Comments(1)
この記事へのコメント
文机、欲しーい☆
Posted by おかぴー at 2017年10月20日 10:16