2012年02月25日

松本清張

「十万分の一の偶然」を読んだ。功名心、名声の為なら人を蹴落とすことなどなんでもないという思いへの復讐である。がしかし復讐もありなのか?清張は常にこの、どうしようもない矛盾を孕んだ問いかけをしてくる。そして行き場のない答を残しながら終わる。読者それぞれに「自分の答をみつけろ」と言い続ける。私なんぞはジーンときてただ終わる。重すぎて、遠すぎて答も出せないままである。回避も一つの手法だから、いつの日か機会があったらまた清張を読もう。
松本清張



Posted by 新茶 at 10:31│Comments(3)
この記事へのコメント
いつもながら多才ですね~。
〇田さんから元気なお誘いの電話をいただきました。
「昨日、ホンディングに成功しちゃったー(^O^)」って
お茶は久しぶりだけど、私も娘も都合が悪くて残念(T_T)
Posted by おかぴー at 2012年02月25日 11:45
アッハー そうなんです。明日は私も初めて参加?見学してみようかと思っています。今までは庭番下男の役が楽しかったのですがちょっと今の体調ではせいぜい見学とさせていただきます。ということで無事退院です。自身のブログもそろそろと思っていますがぼとぼち。
10万分の1の偶然は確か東名高速で撮影した写真を材料にして書かれた内容だったかと記憶してますが主題は思い出しません。
ブログを始めてから読後感を書くようになって、より詳しく内容を覚えているようになりました。入院期間中50冊ほど読みましたが頭のなかを通過いただけのようです。
Posted by ボントロ at 2012年02月25日 16:47
ボントロさんが戻ってきたぞ、バアンザイ!
Posted by 自称詩人 at 2012年02月25日 20:09
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
松本清張
    コメント(3)