2012年08月08日

贋作「坊ちゃん」柳 広司

贋作「坊ちゃん」柳 広司
柳広司は何冊目かは忘れたけど、流石に上手い。漱石を読んでいなくとも本格ミステリーに仕立て上げられているし、漱石の文体を真似ているので「坊ちゃん」の続きを読んでいる気になってしまいそうでした。「坊ちゃん」の中身はすべてこの物語の為に書かれていたんだとも思わせてしまいます。登場人物たちはノンキな田舎の教師たちではなく、赤シャツは殺され、この時代の風潮に染められた裏の世界を持った世知辛い人間に描かれています。ただ一人主人公の坊ちゃんのみがひょうひょうとした人物でそのまま登場している。書き出しが、親譲りの無鉄砲でこどもの時から損ばかりしている で始まるこの辺も憎いね。
贋作「坊ちゃん」柳 広司
伊久美さんの告白録の一部。若い時に夢中で聞いてたS&GとBilly Joelです。他にもPPMだったりする訳で、音楽の基本はポピュラー音楽です。クラシックの音楽も聞く姿勢は変わりません。感じるだけ。シンクロするだけで快感。S&Gの3枚目の最後の「song for asking」は秀逸。Billy Joelはいかにも乗りの良いニューヨークのリズムを聞かせてくれるし、PPMはギターを教えてくれた。過去に聞いた軽くても楽しかった音楽は全て私の脳の襞になってしまって消すことはできない。恥ずかしくてもこんな私を形作っている。これからも音楽告白録は続きますえー。サッカーのことは悔しくて書けない、絶句



Posted by 新茶 at 16:59│Comments(0)
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