2017年07月18日
ふたりの距離の概算
「ふたりの距離の概算」米澤穂信:著 角川文庫
これで古典部の話は終わるのかと思っていたら、まだ続くみたいです。氷菓からは5冊目だけどあんまりよく理解しながら読んでいたわけではない。学園ものや時代物は一定の枠があるので話が飛んで、時間や場所がずれても何とか思い出すので安心するけれど、なんだね、その場でじっくり徹底して掘り下げて言うべきことを言ってしまえば問題は起きないってのがタダあるね。それと、奥歯にものの挟まった言い回しや。憶測で持っておもいやりふうに黙っていたことが後になって、空回りし始めたりもするのだ。大体この辺は雲に巻かれているなと感じた付近が怪しい。まあそれでは問題が起きなくてつまんないだろうね。と言いながらもどこか面白い奉太郎の米澤を読んでしまうのであった。これは奉太郎のキャラが人畜無害だからでしょうね。次も文庫ななったら読むよ。ハードカバーは重たいし、持ち歩けないのだ。KINDLのスマホも重たい。この古典部シリーズは表紙がジョウズdesu。次は「鳥学者だからって・・・」に入っているけれど、「バッタ・・・」「人類・・・10万年」「虫の・・・」「古生物たち・・・」と興味あるアウトオブアカデミーが目白押しですねん。変だけどこれが私としては正解なのだ。
旅箪笥の上に並べた香合、蓋置、芋蔓を入れた器、下は香合の蓋の模様でちょっと乾山風だったので頂いた。模様というのもかわいいものである。芋蔓は小さいとかわいいけど繁茂すると手に負えない。すべて地球上では巨大化すると絶滅するのだ。
Posted by 新茶 at
08:29
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