2018年03月19日

贖罪



「贖罪」湊かなえ:著 双葉文庫
その・・・普段、日常にあるちょっとした苦い気持ちとか、くやしいとか、気に掛けなければどうってことないけれど忘れられなくて、夜中に起きてしまう事柄。誰にも無いようで、皆も抱えている事。そんなのが積もり積もって事件になる。自分の日常も同じだ。やり過ごせればいいのになー。でもそれでは情けないから、真摯に向き合おうと思う。いろいろ考えさせられる小説でした。アーヴィングの日常とはまったく違う。自分の行動(言動)による他者の変化がアーヴィングだけど、湊は揺れる自己の行動(言動)が先に語られる。「サイダーハウス・・・」も端的にそんな風です。まだはじめだから解んないけどね。こういう本って知人達読んでるみたいだけど、感心します。アーヴィングはもう無理ですね。現代のアメリカは難しいです。  


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2018年03月15日

アーヴィング

つらいことが重なってしまいましたが、負けジと居直っています。ジットこの一年はガマンです。



 「ホテル・ニューハンプシャー」ジョン・アーヴィンギ著 新潮文庫
戦後から今からちょっと前のアメリカです。皆がイメージするアメリカそのものであり「アメリカとは一体なんなのだ」の問いに答えられる世界です。ある一家の壮絶な歴史を描きながらも、アメリカを描き切っています。とても軟弱な私ではあのアメリカという生き方は出来ません。強いですねー。アメリカの中にも軟弱な弱さで戦うような私に似た人もいると思うんだけどなー。
 いつか「サイダーハウス」も読みます。  


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2018年03月05日

筑波、東京

大学の同窓会で筑波に行ってきました。井口の町内会でも言った筑波の温泉でした。前回見なかった神社も見てきました。というより、44年ぶりの顔合わせで、感激でした。月日はなにもかも美しく磨いてくれます。
バスで渋谷に着いて



渋谷のホームはなにも変わってはいません。見えないところで大きく変わっているのだ。



これが本殿だけど、下の仁王門がスゴイのだ。



本繁割の並行垂木も緻密で、詰組もいいです。隣の寺は全面改築でした。でも夕日の露天風呂は圧巻の関東平野が見渡せました。スカイツリーもチョコット見えるんだよねー。茨城ってとこは果てしないカントリーでした。



築地の場外での食事でしたが、お祭り騒ぎであしの踏み場も無いようなところでは落ち着かないので、コンビニで買ったおにぎりをもって勝鬨橋の袂の公園で、ホームレスに横目で見られながらおいしく頂きました。東京駅で皆さんと別れましたが、わかれとはつらいもので涙があふれてきました。また会えるといいな。





  


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