2019年09月28日

澤田瞳子



「泣くな道真」大宰府の詩 澤田瞳子:著 集英社文庫
大変に面白い!大宰府に流された道真をこれほど人間味ある頼もしいイメージに創り上げてくれてうーんよかった。これを読む前までは、賢いけど落ちぶれた役人で終わった人が亡くなって、雷神となって祟ったと云うだけしか知らなかったので、悲惨だけから脱却しているのがよかったです。あの北野天神の絵をまた見てみよう。だらがでているのかなあ。小野小町も出てくるナカナカ楽しい読書時間でした。

 Yahoo!ニュースのコメント欄はビッシリ嫌韓っで埋まっている。でもそれとは逆の理論武装したかの似非インテリのコメントもチョビッと在る。「さよなら韓国!」 韓国って言語は巷の話題にのせるのも憚れるのかソンナ話はどこでも聞かない。田舎に居ると皆嫌韓だから議論にならない。つまらない。 野党の人は韓国が読めないのかなあ。私の誤解だとしたらおしえてくれ!                                                                                 

 リニアの話は必然なんだけど、自民党系の議員はコメントしていない。多分、巷の居酒屋では反知事だから早く着工しろ!って叫んでる。ぼくも極めてズルイ人間だけど、みんな一緒にズルく生きている。ワタクシは大井川用水を払っているよ。  


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2019年09月21日

佐々木譲2



「真夏の雷管」佐々木譲:著 ハルキ文庫
ちょっとなんかしらの手違いで乗り遅れたり損な籤を引いてしまった人間が今いる場所や世間をどう見るか?そういう不満にたいしての報復やアタリチラシを警察がどう向き合うか?っていうのがテーマですか?世間ってのは99%の不満と99%の諦めで埋め尽くされていると私は気が付いている。僕の偏見だね。烏の鳴き声と孫の鳴き声が聞こえる。みんな幸せ。  


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2019年09月13日

ビョルク2



「フクロウの囁き」サムエル・ビョルク:著 ディスカバー文庫
暗い北欧の暗い事件に暗い闇を持った刑事(捜査員)達が悪戦苦闘しながら立ち向かうストーリーの2弾目である。動物愛護団体とか自然派という名目で徒党を組み、自分のいい加減さを棚に上げて他人に責任を押し付けるヤカラは、何処にでもいるようだ。自分も何処かにそんなところがある。この地球は唯一のもので、奇蹟の塊であるという持論(二つとしての存在はありえない)を突き進めると人間さえいなければって思うわけですから。しかし怠惰な弱いテンションの私はまあこんなでいいかって思ってもしまうのです。
 班長のムンクが何故こんなくらい知に住み込んだのだろう、ちきゅうにはもっと暖かくて明るい処があるのにと呟くます。其処には其処の何物にも代えがたい良い処が在ったのでしょうが、不思議ですね。二冊とも暗い北欧だったので、次は少しヨーロッパから離れます。
 ところで、小説の登場人物ってのは心が病んでる人ばかり出てくるね。まともな人って居ないけど、まともだとお話にならないからかな?今頃キズイテゴメン読む人もそう?弛緩した日本の藤枝市で、世界を実感せずに怠惰に生きていますので、そのうちしっぺ返しに逢うのでしょう。
  


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2019年09月10日

何だかんだの京極



「今昔続百鬼(雲)~多々良先生行状記~」京極夏彦:著 講談社文庫
まったくもって長ったらしいタイトルでウザイのでごじゃる。其れにもまして、京極らしく750ページもあるのだ。これには馴れしかないし、流ちょうに時間の許す限り一字一句をていねいに読み通すのが最善の行いなのである。とはいえ、時間は許さないのであるが、アインシュタインの如く私だけ周りとは時間の空間が歪んでしまっているので、開き直って読みました。ほんと、面白い!ナンデミンナヨマナイノカナア。結構自分を肯定出来るし、悩まずに生きていていいんだと思えるし、他人も動物の一種だと思えば、人類皆兄弟って感じです。行状記とはドタバタの意味で、ギョウジョウって打つと出て、コウジョウではないんだね。

話し変わってしまうけど、韓国なんだけどいいかな?
インテリ左翼はなぜ韓国を擁護するんだろうか?慰安婦、徴用(出稼ぎ)、竹島、旭日旗、反日運動等の答を我々ボンクラに説明してから擁護論を述べて欲しいのだ。竹島を渡すの?賠償金をだしつづけるの?朝日新聞の社旗はOKなの?これらに対しての答を云わずにヘイトという言葉で論理の姿勢を問うのは答を出してから云って欲しいのだ。ダイタイニオイテ、慰安婦少女像はアートや芸術ではありませぬ。プロバガンダを剥がしたら何の意味もない座った少女という彫刻です。内田 樹先生はもう少しファシリテーションが出来る人かと思いましたが、寂しいですね。このような展開が恥ずかしいと思っている韓国人もいるのかなあ。  


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