2018年12月28日
乃南
「いつか陽の当たる場所で」乃南アサ:著 新潮文庫
以前Aさんに薦められて女刑事のを読んでから随分経てしまったので、シリーズの違うのを読むことにした。これは女囚だった経験のある二人の物語で、何処かせっぱつまった気持ちの不安定さが読者を引きずります。読まずにいられない。救いなどある訳がないようで、シーンのひとこまの片隅にチョコっと見え隠れする人情が乃南のテーマかもね。マエ持ち女二人組。「ボクの町」も読んでみるけど、次は宮部なのだ。苦手なのに読む拙者。
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08:38
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2018年12月20日
今野敏
「継続捜査ゼミ」今野敏:著 講談社文庫
こんな設定が現実には無いのだろうけど、面白いからいい。女子大の設定も今野らしくていい。なんか歪んだ設定なのが、時々ひずみを表出しながらも、それを味わいにしてしまうところが上手いと思う。三つの事件を解決したことになってしまうのも物語ならではです。次は乃南アサどすえ
フェルメールを観たい。お茶の稽古に行きたい。生きる希望は望が支えている。花入れを作っている暇などありゃしない。近頃分裂症かつPTSDです。「代官様、大目に見て下せえまし。」てなかんじ。
chimataでは南青山と辺野古が賑やかのもとです。みんな見て見ぬふりを決め込んで素通りしています。恐ろしく無関心ではないが、触らぬ神に祟りなし、君子危うきに近寄らずの実践ですか?にほんも今にどこかちかくの大国に併合されそうです。ああ恐ろしや。沖縄はずーーーと犠牲者なんですね。そして低所得者とか、ちょっと外れちまった子供も現状維持でハイソのゆうえつかんを満たす道具でしかないのでしょうか。淋しい未来が待っています。孫の名前を考えています。未来に希望が欲しいね。
グチを書く
近頃、記事の途中にべつの記事やCMが入っていたりで集中力が途切れることが多い・これではさすがの私でも分裂症になるのも止むを得ない。こういうのはコラージュとは呼ばない。そしてきじを読んでいると写真がない。とうぜんこの記事ではしゃしんが必要なのにとおもうような記事なのにです。何考えてるんだろうってのがある。それともう一つ、Face bookで写真だけ揚げて、コメントが無い。揚げた趣旨は無いのか?どう感じた、どう思ったから揚げたという心持を知りたいのだ。もし趣旨と違った感じ方をしたらどうなるんだ?いいね、っていうのはどういう賛同なのか不明で、マスクを被り過ぎでUFOです。心を出すのが恥ずかしければFace bookにも出す意味などないのだ。今、何かがおかしい。
Posted by 新茶 at
09:04
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2018年12月06日
桐野夏生
「水の眠り灰の夢」桐野夏生:著 文春文庫
久々の桐野を読んで、巧さに感動した。昔のオリンピック前の日本を描いているけど、まさにあの時代の高回転の軋みを表現していて匂いまで蘇らせてくれました。あの時代に生きた人々の喘ぎがよく表れていて涙はでないものの、どこかでシンクロしている自分が蘇ってきました。ああ68年もいきてきたことの経過にあの60年代もあったんだよね。ノスタルジーでもいいや。
今野敏にカーブを切ります。
Posted by 新茶 at
10:17
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