2011年08月26日

島田市伊久身字二俣って云うのかな?


暗くてゴメン。村の乾の方角にある地蔵堂です。大きな百日紅の枝のスキマが幽玄で良かったので、お地蔵さんも入れて撮りました。

多分もっと民家らしい民家を入れるんでしょうが、この黒い波トタンのプロポーションに惹かれてしまいました。便所の臭気筒、アルミサッシ、5寸勾配破風、石垣、茶ノ木のなんともないこの要素だけで美しいんだなあ。

帰りは桧峠を廻って帰ってきました。すごいですねー、10軒位やまの上に民家が有りました。写真は藤枝の方向を見ていますが見えるのは山だけです。わけいっても わけいっても あおいやま。行きは蔵田、大久保経由で行ったのですが遠かったです。
  


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2011年08月20日

宮部みゆき短編集「ちよ子」光文社文庫

 友人の読書家Aさんが急遽この本を持ってきましたので1日で読んでしまいました。それにしても最後の「聖痕」の後半は未だに理解出来ない。以前読んだ「英雄の書」のジャンルだ。典型的な現代SFだ。一生理解出来ずに終わるかもしれない。でも書いている本人は「たのしい」って言ってる。他の作品は私の好きな宮部節が読めて、うんうんって納得する。この宮部節では飽き足らないのかなあ。何処へ行くんだろう。
 今日は夜、茶の稽古、夏だから平茶碗。茶筅が振り辛くて茶碗の見込みが汚れやすい。でも客の為にと言い聞かせる。明日はBBQで家山に行くんだけど雨らしい?せっかく馬鈴薯、チーズ、ベーコン買ってきたのに。少し作っておこう。ま、いっかの調子で。
 「サライ」が日本建築の特集。雑誌がずいぶん貯まったみたい。バラバラにしてもファイルが下手だから後で探せなくなったりして。とにかく探しものばかりの毎日。  


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2011年08月16日

「押入れの ちよ」荻原 浩 著


お盆にピッタリの本でした。「愛しの座敷わらし」の前前著で、その間に「千年樹」というのがあり、又読もうかなと思います。「押入れのちよ」は短篇集で、荻原浩節満載。白眉は「木下闇」「しんちゃんの自転車」。全編に亘ってジワーっと切ない愛おしさが救いです。大体に於いて幽霊、妖怪ましてやUFOなどというものは端から信じてはいないのですが、京極夏彦、宮部みゆき を読むようになってからこれもいいかなって思うようになりました。歳をとったからかな幽霊も妖怪も許容範囲です。現実の人間の狂気の方が怖いし、自分の狂気は思い込みのお面では隠せないし。世間の中の狂気は、境目も無くなった今時だから、やさしくて単純な方に行こうと思う。歴史は狂気で作られる。Fictionに遊ぼう。どちらでもマーイイカ支離滅裂。
 今朝、盆棚を片付けて、瀬戸川で精霊流しのモドキ(環境配慮)をしてきました。帰りに膳箸の一本の両端にダンゴを挿して送り火の煤で真っ黒にして玄関の上の吊るしました。悪霊祓いらしいです。夕方には送り火をカドグチで灯します。ご先祖様はお墓にもどるんですね。盆棚を片付ける前に、91才の母が車椅子に座ってジーット手を合わせていました。このお盆をどんなふうに見ていたんだろう、覚悟?私もあと何年生きるのだろう、プールで泳いでこよう、命を確かめる為に。  


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2011年08月15日

盆棚とマークⅠ


我が家の盆棚です。明日になると解体なので、撮っておく。徹底したアジアンのデザイン。他所の家では(初盆かな)縁側に設えてあったけど、我が家では昔から縁側に設えたことはなく仏壇の前。積みダンゴは手製(女房が自慢の)。飾り物は近所から分けて貰ったものとマーケットげ買ったもの。足元のススキは矢羽根で、家にはこのススキしかない。因みに宗派は法然の浄土宗。盆棚と宗派の関係はどうなっているのだろう。
昨日22:00NHKのETV特集を見た。ようやくあの原発(GEのマークⅠ)の欠陥を指摘した番組を見れた。80年代に設計者たちは運転中止を叫んで、辞職までしていました。知ってか知らずか日本の関係者の「まあいいか」の暗黙の結果がこの災難でした。ベントのFilterなしもびっくりです。設計者及び関係者は全てを知っていた筈なのに「まあいいか」だったのですね。欠陥原発を高値で買い、次世代に申し訳ない事をしてしまった国であり又、中国や北朝鮮を揶揄できない情報公開の出来ない国でもあります。南無阿弥陀仏  


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2011年08月09日

アフロ田中

この「アフロ田中」はビッグコミックのスピリッツに連載されている漫画どえーす。もう嵌ったら抱腹絶倒!妙なところでシンクロしちゃうんです、多分僕だけじゃないね。誰でもいいから読んで笑ってちょーだい。出来れば最初の号の方から始めて欲しいね。映画が出来る様です。つまらないことだけど重要!  


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2011年08月07日

本とCD


漸く読み終わった本は「地虫鳴く」副題:新撰組裏表録 木内昇(女性)です。新撰組の維新前後を内部抗争を事細かに描き出しています。時代の流れに振り回された男たちのヤルセナサが伝わってきます。新撰組と言えども一つの塊でなくて、色々な感情の集まりなんだと云うことを知らされました。本当にいい本でした。浅田次郎の「壬生義士伝」も感動しましたが、必死に生きてゆく人間の姿はいつに時代でも胸を撃んですね。

今日、TVの世界遺産でアムステルダムを観ていたらバックに中世音楽が流れていたので、懐かしくなってタブラ・トゥーラを聴いてしまいました。久々に聞いたら「うまい!」って頷いてしまいました。ジャケット、選曲も綿密で感心しました。ジャケットの絵は望月通陽さんです。ル・トロネの時代も感じられます。今度中世音楽の数少ないCDを紹介します。  


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2011年08月01日

奈良ハイク

7月日の志太建築士会の奈良ハイキングに参加しました。18キップなのだ。ジカンギリギリに間に合って電車に乗ったので汗だくだくで始まりました。薬師寺、よしむらそばや、唐招提寺、春日大社、法華堂(三月堂)を見てきました。総勢11名でした。薬師寺では写経をやって、平山郁夫のシルクロードの絵を見ました。本とか写真の小さな図版で見ていたのとは大違い。やっぱりやる。感動する何かがある。芸術って在る。実感唐招提寺の軒下は日本建築史の勉強の見本ですね。何より美しく立派。日本建築は軒下が語る。前にも云ったね。上:春日大社参道脇の建物だけどこっちの色合いの方に目が向いてしまうんですね。樹木の色とで織部の色合いでしょ。「あおによし」の色もいいのだけれど僕はこっち。下:回廊の「はっ」とする瞬間。完全主義的美学と思ったけど逆に本物の織部かも(色合いと構成)。上:自然の地形と石畳の無理をしない馴染ませ方。自由自在に幅や素材を変えたりして、何かに合わせていく。この「何かに合わせていく」と云うのがキーだね。なんちゃって偉そう。二つの建物が合体しているんですが、優しくて美しいプロポーションが出来てしまいました。立面図を見るとため息が出る程です。「複合と矛盾の対立」のベンチューリを鎌倉期に!(理解の仕方を間違えてるかな)なじませ方の妙。一元的でない複合。この美学を計画的にやっていたとしら、ビックリですね。二つ以上のものが合わさって違う何かを生み出して調和を図る。デモクラですね。8名の並び方もいいねー。自由でランダムだけど一緒。心の文字?ところで2名は何処へ?私の後ろ?  


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