2018年12月28日

乃南


「いつか陽の当たる場所で」乃南アサ:著 新潮文庫
以前Aさんに薦められて女刑事のを読んでから随分経てしまったので、シリーズの違うのを読むことにした。これは女囚だった経験のある二人の物語で、何処かせっぱつまった気持ちの不安定さが読者を引きずります。読まずにいられない。救いなどある訳がないようで、シーンのひとこまの片隅にチョコっと見え隠れする人情が乃南のテーマかもね。マエ持ち女二人組。「ボクの町」も読んでみるけど、次は宮部なのだ。苦手なのに読む拙者。  


Posted by 新茶 at 08:38Comments(0)