2020年08月08日
横山秀夫です。
「第三の時効」横山秀夫:著 集英社文庫
以前読んだのは、「半落ち」「動機」だと思う。で、もあまりにもこちらの情の襞まで見透かされて怖いと思ったので敬遠していた。しかしこの「第三の時効」を読んで、この裏がえしの情までもえぐられる快感はまさに心理学です。だれにでもある心の選択が自由なんだけど、どうしても行ってしまう方向がある。それを見透かしてしまう経験。怖いけど強いそして極めて危ない。緊張感の連続だろうね。こんなひと(登場人物)は居ないんだろうけど、居るんだ(作者)。
リニアはいらない
Posted by 新茶 at
17:03
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