2013年03月28日

和菓子のアン

和菓子のアン

「和菓子のアン」坂木 司:著 光文社文庫
アンドーナッツと同じようなストーリーが展開されるのかなあと思っていたら、ちょっと違う。これはアルバイトの店員の話。この作者は以前このブログで紹介したことのある引きこもりの探偵を書いていた人です。若者のビミョーに揺れ動く心理を上手に表現して、思いやりを暖かい目で見ている人間を描く人です。ですからこの「和菓子のアン」でもこの点が満載。不可解で些細な行動の謎解きも心温まる解決が待っています。次いでですが、和菓子の奥深さも納得してしまいます。お茶が飲みたくなる本です。

和菓子のアン

ボントロさんの葬儀に使う紙垂を作りました。(と言っても私じゃない)300枚です。半紙に切り込みをいれて折り曲げます。雷の形を表しています。とても綺麗な幾何学で三次元を伴った二次元です。清浄無垢な日本人なら誰しもこの美学に恐れ入ってしまうでしょう。この紙垂を士会の友人達と集めてきた榊に麻で結わえて玉串を作ります。注連縄にも下げます。神徒でない私ですが、この形式にも深い感銘を受けることが出来ます。葬儀の準備に少しでも参加出来る事は有り難いことです。
 



Posted by 新茶 at 10:41│Comments(0)
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