2013年04月11日
宮部と川越
「東京下町殺人暮色」宮部みゆき:著光文社文庫
13歳の少年と刑事の父親が殺人事件の深淵を解く。どんな風にして?糸口は下町。この下町の持つヒューマニズムがこの事件、いや時間を経た確執を融解させる試薬になる。下町や時間を丹念に刻んだ場所にしか無いものが心を開くんですね。新しい町に魅力が乏しいのは時間だけではなく人の繋がりの希薄さが見えてしまっているからだね、その町の魅力とやらは今では必要ないんだね。本当は寂しがり屋の癖に、いつか空しさを嘆くときが来るよ。
8日(月)川越に行ってきました。もうずっと昔の川越の記憶は無くなっていたので、懐かしさは無く、新鮮でした。豪商の家屋は時代劇そのままで、丁髷の越後屋と悪代官が出てきそうでした。時間が育てたものは金には替えられない豊かさがあります。写真は時の鐘前でのK2さんとオカピーさんのコンビです。帰りには横浜の中華街で、スンゲー旨い中華を食べてしまいました。これまた普通の中華を思ってもらうと困る程の美味しさでした。多分台湾系で名前を忘れた。通りより南。
Posted by 新茶 at 13:58│Comments(2)
この記事へのコメント
昇龍とかだとおもいました。はい。
神秘犬にもあえしあわせ。です。
神秘犬にもあえしあわせ。です。
Posted by K2 at 2013年04月11日 16:17
美味しかったですね~。一人当たり1230円(^-^)
K2さん、もう一杯飲んでも良かったよね~。
K2さん、もう一杯飲んでも良かったよね~。
Posted by おかぴー at 2013年04月11日 16:33