2013年05月30日
「大相撲殺人事件」と花
「大相撲殺人事件」小森健:著 文春文庫
帯に奥泉光が絶賛と記されていたので、多分すごいんじゃないかと期待して読んだ。抱腹絶倒は違いないし、ジャンルも新しい。荒唐無稽もいけてるけど、辻褄合わせがどこか物足りない。漫画を読んでいる感じである。なにかジワーと来るものが欲しい。もっと続編を読んだ暁には、マーク(アメリカの青年)の日本に対する理解などが神妙に表現されてくるのだろうと期待する。このままではないだろう。ノンストップだよーん。
おそまきながら、梅花空木が咲いた。今頃咲くんだね。そういえば去年も同じような事を感じていた気がする。変な形の木になってしまったけど、鋏みを入れるのが怖いのだ。でも家内はどんどん切ってあちらこちらに飾っている。たしか、この庭にはモグラが居た筈である。もう消えたかな?モグラが居ると根が乾いて枯れてしまうのだ。空木は茶花にはぴったりです。お茶の稽古が再会する。頭の中では、お茶のことが、まっさらになってしまったので、復習をしなければと、脳の引き出しをひっくりかえしても出てこない。殻っぽだね、と思いつつ日が過ぎてゆく。
昨日親戚のおじさんの葬儀に行った。神徒だったので、玉串(思い出がある)を上げた。神式の葬儀も朝鮮半島からの日本っていう感じがする。仏式は中国の漢だと感じた。でも日本人は自分なりに上手にアレンジして自分のものにしているね。ロマネスクとバロックが頭をよぎる。
Posted by 新茶 at 08:17│Comments(0)