2013年07月19日

あさのあつこ:3

あさのあつこ:3

「木練柿」あさのあつこ:著 光文社文庫
これは短編集で、信次郎、清之介、伊佐治のトリオの3冊目です。どうやら一息ついた感じです。幾つかの事件が起こる度に、彼らとその周りの人間の一筋縄では無い過去も露わにされて、それゆえに事件が解決されてゆく。今起きている事件も過去の筋書きの未完部分が在るが故に起きた事である。過去は未完だらけ。時間や心は生きている限り続く。
 
 
あさのあつこ:3

毎回の親鸞の絵です。一番惹かれるのは右下の絵です。影の塗りと色合い、構図がいいですね。右下の猫とその尻尾、フフと笑みが浮かぶと思います。他の絵も粒さに眼を凝らしてみれば、絵の中にある全ての線や点が意味を成していることに気付かれる筈です。とにかく面白い絵の連続です。

言葉と絵、そして音は自分に戻れる。文学、美術、音楽と言ってしまうと少し違う、と云うよりそこまでアカデミズムは習得していなし、独りよがりで客観性のかけらもない素人だってこと、なのです。



Posted by 新茶 at 09:23│Comments(0)
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