2014年01月03日
正月に読んだ
じっと静かに本を読んでいました。予想されるとおりの日々です。正月は何故か時代ものが合っているのと、客もまばらにイラッシャルので、超短編集をとみました、時代物は火消しであった若き広重をもとに作った「泣き菩薩」田牧大和:著 講談社文庫と「5分で読めるひと駅ストーリー:乗車編」とその「々:降車編」このミス編集部編の三冊です。「泣き・・・」は典型的な正義と悪人の戦いで、読後はスッキリ。広重はそのなかで、目を駆使した絵で活躍する。登場人物のキャラクターもまちまちだが、とても胸のすく人物で描かれている。時代物バンザイと叫んでいるような物語でした。気になったのは今更でもないが、私の頭で描いた本の中の背景は、他の人とどんな風に違うのか知りたいと思った。その違いはとても面白いことです。
「5分・・・乗車編・降車編」は今を時めく作家達がチャレンジした超短編だけど、読者の人が常々感じている事、まさか、もしかしたら、を目の前に提示している。楽しさ満載なので、次々と移っていく作品を車窓のように観ている気がした。夜中を気が付かずに読み通してしまった本でした。軍手の人差し指と親指の先をちょん切って、読んでいます。ユタンポの暖かさにも感謝しました。朝はこのユタンポの湯で髭を剃ります。丁度いい温度になっています。
Posted by 新茶 at 12:04│Comments(0)