2014年07月03日
「フィッシュストーリー」
「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎:著 新潮文庫
伊坂はやっぱり走り続けています。若い時にしか感じられないものを描くからです。集録されている4編が全てその時間が事件の発端だったりします。走り続けながらもユーモアや洒脱に溢れているから読者を置いてけぼりにはさせない思いやりもあるんです。「動物園のエンジン」短編なのに謎を書き物故の手法で読者を戸惑わせる。「サクリファイス」は生贄のこと。クールな泥棒探偵の黒澤登場。地方の儀式と未来とが絡まり合って面白かった。「フィッシュストーリー」はロックの世界と思いきや、輪廻転生かな?DNAのコピーの結果故の奇跡もある。「ポテチ」はとてもポテチです。黒澤がまた出てきます。私が伊坂をイメージしているのはこの様な物語です。親子の絆とか人の縁とかヒューマニズムが根底にあればなんでもいいんです。
キューピーのCMでやっているズッキーニのマヨネーズ炒めが我が家では定番になりました。そう、おかぴー畑の産物です。巨大なズッキーニも時には現れます。我が家の畑はゴーヤに占領されているので、ナスも有りません。だから有り難いんです。カレーにも入っているし、今度は麻婆ズッキーニをやってみるつもりだ。
Posted by 新茶 at 11:37│Comments(0)