2014年07月08日
再読:赤ひげ
「赤ひげ診療譚」山本周五郎:著 新潮文庫 を再読。前回「お腹召しませ」を再読したので、赤ひげも読んでみた。昔読んだ感想とは違い各部をくっきり思い描けたように思える。八編の連作で主人公の保本登が過酷な経験を積んで成長していき、その先は師である新出去定(赤ひげ)であろうことが読み取れる。この八編の事件の提示だけでこの保本の経験を描いている、もっと膨らませたり、数々の事件を織り込むのも可能なのに、八編で結んでいるところがきっぱりしている。ところでこの物語は江戸時代の医療機関の医師を描いているのだけれど、医師という仕事がデジタルでなくて、リアルなアナログであることも語っている。実際の仕事はデジタルがどんなに進歩しても、まさしくアナログであり、人間の感情や肉体と向き合わなければ解決しない仕事だってことです。どんな仕事もこのアナログに対処出来なければ一つも進まないことです。もともと私は医師になれる資質は持ち合わせていないのですが、病気の肉体や、血、排泄物等と直接に向き合わなくて良かったと思っています。強靭な精神と頑強な肉体を要求されるんですね。医療はアナログの極限です。この本を読んで医者って本当にエライナーと思いました。看護士さんも同じですね。表紙は安野光雅でした。人の形で解りますね。
Posted by 新茶 at 21:15│Comments(5)
この記事へのコメント
サッカー:ブラジル×ドイツは唖然としました。笑っちゃうというか、劇的なゲームでしたが、私には面白かった。泣いていた子供の場面では試練という言葉が浮かびましたが、何が起こるかは演ってみないと解からないという教訓でもありました。試合後に神の許しを請うようなブラジルの選手にはスポーツの選手らしからぬ人間生を観た気がしました。それにしてもドイツは賢いゲームをしたし、よく走りました。個人技はチームの為に発揮されました。明日、オランダ×アルゼンチンがどうなるかは、見てのお楽しみー。
Posted by 新茶
at 2014年07月09日 08:47

オランダ負けた。ちょっと悔しいけど、よくここまで頑張りました。アルゼンチンはよく出来たチームです。ドイツもそうです。このようなサッカーが出来るまで日本はのびるのでしょうか?
Posted by 新茶
at 2014年07月10日 11:48

ドイツ優勝の下馬評が高いですが
そんなこと言ったのはドイツだなんて おやじギャグを言ってる間に
ワールドカップの夏は過ぎてゆくのです
ブラジルは最初から弱い印象があったようです(国民)
オランダも残念ですが ロッペンは映画俳優のトランスポーターの
ジェイソン・ステイサムに似ていると思いました
今日は町内会合がありまして失礼いたしますがよろしくお願いいたします
そんなこと言ったのはドイツだなんて おやじギャグを言ってる間に
ワールドカップの夏は過ぎてゆくのです
ブラジルは最初から弱い印象があったようです(国民)
オランダも残念ですが ロッペンは映画俳優のトランスポーターの
ジェイソン・ステイサムに似ていると思いました
今日は町内会合がありまして失礼いたしますがよろしくお願いいたします
Posted by K2 at 2014年07月11日 12:39
オランダが勝った。緩急自在なサッカーは観ていて気持ちがいい。感情が表に出過ぎて、ドタバタするブラジルはやはり4位が当然だった。ロッベンのインタビューは悔しくて遣り切れない気持ちが表れていました。その遣り切れなさを秘めながらもゲーム中はボールへの集中力が冷静でした。素晴らしいアスリートです。明日の決勝が楽しみです。
Posted by 新茶
at 2014年07月13日 08:24

眠くても決勝は面白かった。今は朦朧としています。ゲッツェのシュートをゆるしたアルゼンチンの守りも一瞬のスキでした。疲れてくれば双方共にすきが出来ますがそこを突かれました。ドイツは上手い試合をしました。
WCを通して気が付いたことは、刺青(Tatoo)が多いこと。多分我々世代の日本人は否定的なので、観ていて気分が悪いということ。そして手を使うファウルがあまりにも多いこと。サッカーのフェアとは?が気になりました。
WCを通して気が付いたことは、刺青(Tatoo)が多いこと。多分我々世代の日本人は否定的なので、観ていて気分が悪いということ。そして手を使うファウルがあまりにも多いこと。サッカーのフェアとは?が気になりました。
Posted by 新茶
at 2014年07月14日 08:37
