2014年11月05日
最期の嘘
「最期の嘘」五十嵐貴久:著 双葉文庫がすぐに終わってしまいました。ノンストップ。最初の設定からして、有り得ないんだけど、なぜか口調がリズミカルでシーンが勝手に進んでいきます。私がミーハーで、ステロタイプなミステリーを習得してしまったからに他ならないからですね。ハードボイルドはもうハードじゃない。なんだかんだ言っても面白いのだから「それでいいのだ」にしましょう。この時を謳歌すべきで、このタイプもそのうち化石になるでしょう。内容は親子ってなに?ってことで、我等の年代がぶち当たっている生物的、哲学的且つ倫理が勝手に論じられています。しかし自分に置き換えてみればもっと泥臭い感情が支配していてニッチモサッチモ行かなくなっていて手を拱いて成り行き任せなのが現実です。親子のコミュニケーションって難しいね。息子は遠い空の下から、言葉少なげです。
Posted by 新茶 at 08:58│Comments(0)