2014年11月26日

毒笑小説

毒笑小説

「毒笑小説」東野圭吾:著 集英社文庫 を歪笑に続いて読みました。さすが、読ませます。この笑いについて、巻末で京極と対談で話していて、読んだ人に「やっぱり、そーなんだ。そういう意図がねー」と納得させています。物書きの人は自分の頭に描いたように読者に読ませるんですね。これはすごいことで、素人はドンドン書いているうちに意図は歪んでいって、最終的には描いたものとは妙にずれた結果になります。僕だけかなー。このブログでもずーと、そーなんです。この短編集は傑作なんですが、特に「つぐない」は引きずります。そして自分に振り返ってみて、寒気がしたり、後悔で涙も誘います。人って云うのは勝手な思い込みで自己を形にしているんだね。脳を解き放つと誰だか判らなくなっちゃうんだろうな。頭の中は、民主主義か全体主義か解かりません。



Posted by 新茶 at 08:19│Comments(0)
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