2014年12月07日
まほろとしんぶん
「まほろ駅前番外地」三浦しおん:著 文藝春秋が終わる。指先無の手袋が活躍。年寄りだから、ユタンポも入れ始める。生ぬるい世界に浸れる夜中を満喫。「カササギたちの四季」道雄秀介のヒューマニズムとはコースを替えて斬りこんでくる。まさに行天君の登場は三浦しおんの刃です。「多田便利店」と云う設定も「リサイクルショップ・カササギ」も同じ軽トラで世の中、いや社会に、現代に隙間を突いて登場しているのだ。そうです、地面の下から人間の感情たる本質を突いてくるのです。良い悪いのではなく、気持ちを素直に持ち続けられない社会に、自分らしく生きる術を探し続ける人を描いているんだ、と思った。
まあ、この「エフーディ」とかいう冊子を早速注文してしまった。なんにも解かってないのに、バカです。多分メンバーからして、面白いでしょう。左の「ヒア・アンド・ナウ」は面白そうに書評が書いてあるので、読みたいなって思ったけど、3024円もするんです。藤枝の図書館に注文してみよう。
飯島洋一の「らしい」建築批判が載っている。安藤らしい、伊東らしい、磯崎らしい、ツントーらしい、そんで伊久美らしいは私だけが知っている。建築家は元々こういう種族なんです。いやらしいんです、他のことなど出来ません。興津の坐魚荘は明治村のとは違うのかね?今度誰かと行って見よう。
Posted by 新茶 at 17:33│Comments(0)