2014年12月24日
蓮城三紀彦
「黄昏のベルリン」蓮城三紀彦 文春文庫を読了。東西の壁があった時代の話。壁が崩壊してから二十五年も過ぎてしまったけど、ついこの前の気もするし、随分昔の様な気もします。この物語はまだこの壁があったころの話であり、二次大戦の終結時のドイツのはなしでも有ります。リオ、パリ、リヨン、東京、と事件は嘘と嘘がリンクしてヒットラーに繋がります。有り得ないけど面白い。改めて血筋とかいうものを考えてしまいました。私の父と母、私と妻とそして息子。帰らぬ息子。パリの空の下でなにを思って暮らしているのだろう。私の血?デオキシリボネクレイアシッド。DNA。ヴィーダゼン。
Posted by 新茶 at 13:30│Comments(0)