2015年01月01日
桐野夏夫
「柔らかな頬」桐野夏夫:著 文春文庫をこの忙しい暮れから元旦にかけて読んだ。よってこの暮れと正月の心象風景は桐野の描く殺伐としたフィフィルターが懸ってしまった。取り返しの着かない、消しゴムで消せない、やり直せない自分の人生だけど、如何に肯定していこうかと、思い悩んでいる。恥ずかしい程若いね。兎に角面白くて、読み続けたけど未消化です。カスミという女はまさしく女という人間でした。こんな本が在ったんだね。ミステリーだけどミステリーじゃない。「顔に降りかかる雨」を読もうと思った。
あけましておめでとう ってことだ。
Posted by 新茶 at 17:36│Comments(0)