2015年01月30日
柚月裕子
「検事の本懐」柚月裕子:著 宝島社文庫を読んでしまいました。「オロロ畑・・・」を読むつもりだったんだけど、気になってこちらを読んだ。意味は無い。たまにはこういう本格もいいし、ジワジワと心理の奥底をストイックに突いて正義とか真理を見るのも腰が据わっていいと思った。佐方という検事が徐々に登場して主役を演じて徐々に去っていく手法を、連作で読んで無かったように思う。くどくない演技や行動なんだけど、心で語る言葉には重たい情念の塊が見えた。一冊の本を読んだという実感です。次!
Posted by 新茶 at 08:49│Comments(0)