2015年02月02日

富士、富士宮

富士、富士宮

1月31日に富士、富士宮方面に伝技塾の面々と行ってきた。丁度お昼時に間に合ったので、富士宮焼きそばの広場で大盛り焼きそばと餃子を食べた。大変旨かったので、自宅に家内への土産の5人前を買った。自宅で作ったけどバカウマ。これが私にとっての一番の収穫。他の人は充分に勉強したと思われます。

富士、富士宮

富士宮のずーと北にある村上浅間神社の大日堂の修理現場を見学しました。建部先生と久保山先生そして現場の方々に説明して頂きました。バサラ継手は面白かったです。

富士、富士宮

屋根の向拝とのギャップを生物的3次曲線で処理。フランク・ゲーリーやツントーにも匹敵するステンレスの加工です。日本ってこういうのをなんなく遣って退ける気質があるんですね。

富士、富士宮

向拝柱の持送部分です。柱以外は杉材。持送の木鼻の先に受斗を乗せ、上に枠肘木を乗せる。そのうえに連斗(手鋏があれば連三斗)が乗る。そして海老虹梁で繋ぐ。帰ってきて復習しました。

富士、富士宮

神社の裏をしばらく歩くと鳥居だけの参道があって、その先にご神体の富士山がみえてきます。

富士、富士宮

富士宮の建築家:佐野光司さんが登録された、吉澤家の煉瓦蔵も見学してきました。県内にもいくつかの煉瓦蔵があるそうですが、兎に角この家の歴代の当主の記述の几帳面さには驚愕のため息です。大福帳やメモの走り書きまでもが美しく芸術的なんです。私には読めない。

富士、富士宮

入口脇の小部屋ですが、木造と煉瓦造の取り合いが良くわかります。

富士、富士宮

蔵の2階、この家のお宝もの、いや几帳面な歴史が美しく収蔵されています。巷にも人間国宝みたいな人が私達の前に生きていて、日本と云うかたちを創っていたんですね。

富士、富士宮

限界耐力の滝先生の構造設計の富知六所浅間神社の工事現場を見学しました。梁間9.9mの無柱の大空間を木造で構成しています。でもね梁成が75cmなんです。本願寺みたいですね。

富士、富士宮

工事中なのでシートや足場でこんな風にしか見えませんが、造る過程というのはなんとも躍動感に満ちているものです。

富士、富士宮

現在の拝殿の注連縄。暗い軒裏にも神の言霊が潜んで居る見たいです。充実の一日でした。みんなに感謝。












Posted by 新茶 at 09:38│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
富士、富士宮
    コメント(0)