2015年02月08日
恩田 陸
「象と耳鳴り」恩田 陸:著 祥伝社文庫 を読んだ。代表作なんだけど読んでいなかった。ジワジワと人の心の深層に切り込みながらもミステリーとしてはファウルじゃないのか?と思いながらも、書き手の上手い技巧に載せられてため息を付いてしまうのだ。小さな事件も裏には込み入った仕掛けや理屈が整然と用意されているのは読んでいてきもちが良いですね。連作なので最初のほうは忘れてしまうのですが、最期の魔術師はとても好きです。現代は断片的であるという視点は、正に私も感じていたことでした。こんなに繋がって居なくていいんだろうかと思っています。
今年の初釜の結び柳です。H多さんが撮ってくれました。この真竹はH多さんと一緒に清水山の知り合いの竹林で採取してきました。他に灰吹きと蓋置も道具を持って年末に採取してきました。素性のいい竹は近年では探すのに苦労しますが、難なく探せました。尺八の花入れはアレンジされた寸法で、柳がすり抜けないサイズが先生の希望でしたので合わせました。釘穴はタラちゃんのドリルが活躍して綺麗に処理できました。今
回の初釜は着物で、袴をつけて参加して、お手伝いまでさせていただきました。着物は気持ちが締まります。でも袴での立居振舞は苦手です。
お茶繋がりなんだけど、今朝の日美で「川喜田半泥子」をやっていた。「芸術は本来遊びである」名言ですね。石水博物館で3月8日までだってさ。赤不動をみたいね。行けるかなー?
Posted by 新茶 at 11:03│Comments(0)