2015年02月17日

青い鳥

青い鳥

重松清の3冊目かな?連作集を続けて読んでいるので、どれがどれだかわからなくなっているけど、この村内先生は忘れないだろう。吃音であまり大声では喋らない先生だけど、大切なことは大切にしゃべる。つっかえつっかえしても必ずしゃべる。解かり難いことも丁寧に村内先生にしか表現できない語りで、喋る。自分の正体や、人の心や体って一体なんなんだ?と不安や不可解で、闇雲に走り続ける毎日に、ふッと立ち止まれる言葉を聞いて一歩づつ進むことを教えて貰えることは、充分に幸せな事です。誰しもそんな人が一人や二人居るものですね。私にもそんな先生が居ました。既に他界されていますが、何かと云っては相談にいきました。はっきりと答えてくれるのでは無いのですが、笑顔で聞いて、笑顔で答えてくれました。どんなに頑張ったって一人では生きられないのです。他人と寄り添って他人の中で生きてゆくしか道は無いのですね。



Posted by 新茶 at 09:26│Comments(0)
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