2015年03月09日
鈴木先生の茶会
昨日8日(日)に静岡の鈴木宗宇先生の茶会に、喫茶店「苑」の中山夫妻と招かれたので出掛けてきました。臨済寺の壺中庵での釜です。木戸に半紙だけのつつましやかな表示です。二度ほど延段を折れて待合で次の席を待ちます。薄茶二服で、主菓子と干菓子。茶碗は黒楽の銘のある茶碗、と唐津、萩、京焼など。花は利休梅、月光椿を竹尺八に活ける。釜は裏ゴウ釜という珍しい釜。軸は臨済寺松堂和尚の筆の「桃花笑春風」、香合は鶏大鼓というものでした。茶会というものは其々の先生方の美学が表れてくるようで、人と成りがみれるのが楽しいものです。未熟な私には理解できないそのひとの軌跡が積み重なっているように思えます。鈴木先生もこの茶会が最期だそうです。寂しいですが今日の茶会はとても元気な先生が映っていました。じっと自分をも見返す一日でした。
Posted by 新茶 at 08:47│Comments(1)
この記事へのコメント
息子がツイッターで近況を知らせてきた。
Posted by 新茶
at 2015年03月09日 08:57
