2015年10月14日

文楽と光明寺

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文楽と光明寺

12日の夜は文楽。グランシップでの一年一度の人形浄瑠璃なのだ。今回は「絵本太功記」と「日高川相花王」で明智光秀の家族の悲しい宿命と安珍、清姫の清姫が川を渡る渡れないの話しで大蛇の登場。絵本太功記での太夫はにほんごであそぼで同じみの咲甫太夫さんが熱演。まあ熱演のない太夫は存在しないんだけどね。それにしても顔をみているだけで、人形の感情が読み取れます。だから今回も床に向いてすわっていました。人形、舞台は疎かになってしまいました。太棹と太夫は情熱のるつぼです。こちらの顔まで太夫さんの顔になってしまいますし、太棹の撥で三味線を叩くさまが移ってきます。途中で糸を替える時の真剣さは拍手したくなります。結局全てが、ため息ものの連続なのです。中世の日本文化はすごいんだぞー。

13日は鎌倉の光明寺での十夜法要に西運寺の檀家衆と近在の浄土宗の寺の檀家さんとで行って来ました。光明寺は伝技塾で行ったことがあったので二回目です。禅宗様の詰組が美しい山門でした。今回山門が公開されて上に昇ってきました。七里ガ浜の海が見渡せるこの楼門はすばらしく、鎌倉時代の景色が如何ほどであったかを垣間見せてくれます。風光明媚とはこういうものなんですね。法要の内容はよくわかりませんが、人の多さと宗教の空気に圧倒されてしまいました。多くの参列者たちのトランス状態も異境の世界に入り込んだみたいでした。伊久美さんは鐘楼の木鼻のボタンの花の透かしに見惚れていました。どういう風にして刻んだんでしょう。手品です。本堂に居ないってことは信心うすいんです。
 
豊竹咲甫太夫さんの字が間違っていました。ごめんなさい。



Posted by 新茶 at 11:37│Comments(0)
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