2015年12月10日

夜光杯

夜光杯

「夜光杯ノ巻」陰陽師 夢枕獏:著 文春文庫 遣唐使の吉備真備の持ち帰った琵琶の話は この時代の京の地理的辺境を琵琶一つで世界が広がって見えます。人間のイメージと想像力が雄大な世界を夢見させてくれるということです。博雅の龍笛も聞けたらなーって思いました。音楽は時間や空間を超えるんです。あの世もこの世も超えるんです。なぜか巻末の浄蔵の恋物語が色濃く残りました。美しい夜光杯の終焉です。

一応次は、天鼓、醍醐、酔月と続きまするが、定めなどはは御座いませぬゆえ、如何相成るやら、期待などはいたさぬよう心してくだされ。ジャンジャン。




Posted by 新茶 at 09:24│Comments(0)
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