2017年02月08日
東海道二川宿
昨日2月7日、愛知県豊橋市の二川宿本陣資料館を再度訪れました。去年の10月にも来ましたが、写真の構図がイマイチだったので又来ました。本陣は大名が参勤交代で泊まるところです。学校で習った参勤交代や、浅田次郎の映画や小説を見た方ならこの不可思議な制度に疑問を持ちながらも、訳の解らないまま、歴史と云うものの有無を言わせぬ強さに脱帽しているのでしょう。ましてやこのように本陣を復元して当時の風景を見せるという文化の継続にも頭の下がる思いです。確かに先人たちは苦労していきのびてきたと思います。上は道路から、下は式台玄関で、御殿様の出入りされる玄関です。写真は10月のも入っています。
上、武士達が宿泊する出入り口の土間で吹き抜けになっているので、梁や小屋組みが現しになっている。
下、畳廊下。丁髷の武士達が笠を脱いでこの廊下を右往左往している図が浮かびます。
上、勝手場の竃。一度に大勢の男たちの為に煮炊きをしたのでしょう。無双窓も懐かしい装置です。
下、御殿様の居る上段の間(他の部屋より12㎝程高い)の畳縁のまたそとの濡れ縁。切り目縁です。屋根は入母屋、破風の頂部に蕪懸魚がついている。しょうじは腰舞良戸の障子。障子の外に雨戸。
背戸口を出た井戸への外通路。
この2点は10月の時の草津の本陣。草津は東海道と中山道の分岐点。唖然とする程随分立派な本陣です。古建築や歴史に関心が在れば是非行って見て下さい。今と過去の差異を知ることが出来ます。
Posted by 新茶 at 13:25│Comments(0)