2017年03月26日

シェイクスピア

シェイクスピア

「十二夜」シェイクスピア:著 安西徹雄・訳
5月に藤枝でシェイクスピアの劇を演るというので、昔(30数年前)読んだけど、さっぱり忘れていたので新しいのを買って来た。三角関係というのしか覚えていなかったけど、今読み返してみれば、イタリアの中世や、虚構と現実、観念と理性、愛と憎悪などいろんな対比が劇の中にギヤップを笑いに変えて哲学をしている。ヨーロッパの中世は愚かでもなく実は社会で獲得した人間達の言葉が確実に理性として積み重ねられていると感じた。ことばの美しさや時間、諦念観、そして悟りに関しては日本ほどで無いにしても、この哲学性は現在の西洋の理性の基本かもしれない。確かに石積みのように確実に堅固である。なにを笑うか?自由でない固定観念である。故に道化は空を飛ぶのである。



Posted by 新茶 at 18:39│Comments(0)
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