2017年09月11日
アルチンボルトと谷口
芸術新潮の7月号がアルチンボルトの特集なんだけど、谷口も組んである。ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国故のアルチンボルトなんだけど、このハプスブルグの時代が世界史及び世界というか地球グローバルの原点なんだとつくづく思います。世界とはこんなもんだぜと博物館を作って、収集して、見せびらかして喜んで、世界を征服したと喜び、4大元素とかいって世の摂理まで習得したかの思い上がりの絵なんです。しかしですね、この博物的学術も捨てたもんじゃなくって、後の吾らの役に立っているんですね。面白いことです。無駄と言えば大いなる無駄でした。歴史は繰り返します。絵そのものには全然惹かれません。惹かれるのはこの谷口やBD,メビウスですね。もうたまらなく色彩や線に魅了されます。AKIRAの大友もジブリも惹かれますが、重力のない、時間の止まった景色のメビウスには幻想の極みが見えます。若いときから今まで、これを追い続けているかもしれないな。
岡部本陣なんです。
Posted by 新茶 at 11:05│Comments(0)