2018年10月05日

空海の途中で日日是好日

空海の途中で日日是好日
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」夢枕 獏:著
 この文庫は1-4まであります。随分と長い。いま2を読み終えたところで閑話休題。阿倍仲麻呂と唐の人間たちとの絡み合いが、空海の居る時代にその怨念がれんめんと続いている話です。なんやかんやと楊貴妃が日本にきた話やら兵馬俑の話も夢枕ならではの愉快千万の話でめくるページも超特急です。がしかし、疲れたので、「日日是好日」へと移り気の誘いにまけて一日で読んでしまいました。まあ、お茶の稽古に通っていらっしゃる方なら、まるごと全部が身に染みて唸ったり、涙したりするのでしょう。今時は絶滅種に近い日本の感情ともいえます。師匠の無言は我慢や思いやりのなすところなんですね。心します。良い本です。誰かにプレゼントしたくなりました。
空海の途中で日日是好日
「日日是好日」森下典子:著 



Posted by 新茶 at 13:42│Comments(0)
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