2018年12月06日
桐野夏生
「水の眠り灰の夢」桐野夏生:著 文春文庫
久々の桐野を読んで、巧さに感動した。昔のオリンピック前の日本を描いているけど、まさにあの時代の高回転の軋みを表現していて匂いまで蘇らせてくれました。あの時代に生きた人々の喘ぎがよく表れていて涙はでないものの、どこかでシンクロしている自分が蘇ってきました。ああ68年もいきてきたことの経過にあの60年代もあったんだよね。ノスタルジーでもいいや。
今野敏にカーブを切ります。
Posted by 新茶 at 10:17│Comments(0)