2019年06月13日
松本清張
「火神被殺」松本清張:著 文春文庫
いまさらの如くスゴイですね。短編でも清張は完璧です。こちらの頭もズシンと答えます。動機の背景にある人間の不条理を読者の罪悪感にまみれた過去から引き出してきます。お前も同じ人間だぞー!ってね。怖いけどシンクロしてしまうので、どんどんページを捲ってしまうんだよね。どこかでミスをする。ミスだらけの私も安心する。他人のミスを期待はしないけど、弱い人間同士だから、許容はするよ。
Posted by 新茶 at 09:54│Comments(0)