2011年09月07日

仏果を得ず

仏果を得ず
「仏果を得ず」三浦しおん/双葉文庫
これまたお勧めの本です。文楽の世界をどたばたと面白おかしく綴っているのですが、本当はすごい情熱で義太夫の主人公を描いている(作者は文楽がとっても好きなんだ)。文楽ってもう少し形式的に演じられていると思い込んでいたけど、衣装の下は汗びしょりで、役に成りきって、トランス状態になって演じて、もっともっと緊張感と情熱のある舞台なんだね。流してなんか出来ない芸能なんだ。全ての芸能はこの熱い臨場感で成り立っているんだ。今度近くで文楽の公演があったら行ってみよう。もっと前に読んでいたかった。形式の裏に潜む情熱と狂気。芸術って何らかの情熱と狂気とそして表現の自由への堺目かも。んーん惹かれる。



Posted by 新茶 at 09:07│Comments(2)
この記事へのコメント
10月17日グランシップであります。毎年この時期にあるみたいでいつもいこういこうと思いながら行ってないです。思い切って今年は行ってみようかしら。そしたら常磐津みたいな発見があるかも。本物を見ることが1番ですよね。でも先ほど士会の理事会予定で17日はxを入れないで返信してしまいました。
Posted by bonntoro at 2011年09月07日 10:43
ありがとう。早速チケットを購入しました。
Posted by 自称詩人 at 2011年09月08日 08:27
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    コメント(2)