2011年10月18日
文楽
17日夕、グランシップで文楽を見て来ました。ボントロさんとお茶の先生と一緒でした。三浦しおんさんの本「仏果を得ず」「あやつられ文楽鑑賞」に触発されて出かけた次第で、演目は「団子売」と「摂州合邦辻:合邦住家の段」でした。16日の夜11:00からNHKで写真家:杉本博司三監修の文楽「曽根崎心中」も見てましたので、イメージが随分と違いました。本を読んで自分のイメージを作って、テレビを見てまたイメージを作って、変化していたのですが全く違いました。やっぱり本物の持つ迫力ってのには適わないです。実感としてはまず、舞台のスケールがデカかった事と、義太夫と太棹の熱演は並外れている事です。舞台に関して言えば、一人の人形を三人で操れば、結構舞台が広く要るんだろうし、義太夫と太棹で音の全てを表現しなければならないことを知ればあのパワーは必然なんですね。それにしても圧倒的な迫力で迫ってくる芸能に久々に会いました。あんなに語れる喉は、並大抵でない努力と鍛錬があったのでしょう。文楽の大部分は人情物と世話物なんだけど、それを芸術の域にまで高めているのはなんだろう。演者全体が義太夫の心持ちと同じでないと舞台が出来ないですね。太棹、人形との呼吸の合わせ方は芸術的セッションでした。また機会があれば見にいきたいね。思い出して興奮しているので、文面が散らかってしまいました。脈略の無い文面はいつものことだけど・・写真がヨコでゴメン!自分の想いを書くと云うのは難しいです。草々
追記:極めて参考になる本が有りました。「豊竹咲甫大夫と 文楽へ行こう」旬報社まんぼうシリーズです。図説がとても良く出来ていて理解し易いです。地方公演の10月以外は東京の国立劇場、大阪の国立文楽劇場しかないです。中々難しいですね。シュン・・。
Posted by 新茶 at 11:43│Comments(0)