2012年01月06日

松井今朝子の「そろそろ旅に」

 正月の慌ただしさの中でこの「そろそろ旅に」を読んだ。何故か正月は毎年ゆっくり本を読もうと思っていても、出来なくて、本を読むのは夜中になる。1時間くらい冷たい手を我慢する。と云うより忘れてる。寝るときは別世界に遊んだ方が寝つきがいい。寝る前に明日のすべきことを肝に命じても朝になれば、なんだか思い出せないものです。
 で、この本の主人公は十辺舎一九。静岡の出身です。静岡弁が盛んに出てくるのだけれど、文字になると読み辛くなる、不思議だね。
 武士を捨てて戯曲作家になる主人公の漂白の思いは冒頭の文が意味を成すことが、最後で判る。人はそれぞれ何等かの傷をかかえて、それを癒すために人生を費やす、ってなことかな?自分の中にあるDNAもこの江戸の過酷で秩序と奔放がごちゃまぜな時代を経て来たと思えば、何かやり残したことがあったのかもしれない。と言いながらも自分は自分と、答をだす。
松井今朝子の「そろそろ旅に」
「東海道中膝栗毛」に至るまでの波乱万丈、紆余曲折

 写真はPDFか撮影にセルフタイマーを使うといいらしいけどやったことがない。故にピンボケが判明。袖を掴んで離さない座敷わらしがそれをさせない。としておく。



Posted by 新茶 at 09:24│Comments(0)
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