2012年03月28日
「あの日にドライブ」荻原 浩
大手銀行で理不尽な上司に刃向い暴言を吐いて退職し、タクシードライバーになった主人公が、「もし、あの時」を妄想しながら現実逃避を続けるうちに・・・。誰でもが身につまされるいいお話。今が大事、そのたった今が貴方を変える。とはいえ自分の作った檻から抜け出れない。いろいろな教訓を頭にぶち込め続ける私ゆえに、目が潤む。ユーモアとペーソスが荻原の真骨頂。「明日の記憶」をまだ読んでいない。
この頃の写真のバックは古い製図版の榀ベニヤです。いつも霞の向こうに見えています。でもいいんだ、これが現実。
Posted by 新茶 at 10:13│Comments(0)