2012年04月06日
「明日の記憶」荻原 浩
文庫版が出たので早速読んだ。主人公が五十歳ということで、最後まで身につまされてしまった。極端に物忘れが激しくなった自分と照らし合わせて読んでしまう。記憶が少しずつ消えて行っても残る自分は何者なんだろう。在らぬ自分は自分なんだろうか。いまさら考えてもどうしようもないからこのままを受け入れて笑って過ごす事にしよう。でも考えちゃうな。

今日も他人から見たら簡単な事柄が盛り沢山詰まっている。ジコチュウの私は時間よ止まれ!と叫ぶ。
付録:桂の中は控えた?ので外

桂離宮の外の垣根(桂垣)(笹垣)です。中から竹の節を縦に割って折り、外に垂らす垣根です。折っているから緑が生き続ける。手間がかかります。ever green 人によっては、二人の笑顔から青春がみえるかもしれない。
今日も他人から見たら簡単な事柄が盛り沢山詰まっている。ジコチュウの私は時間よ止まれ!と叫ぶ。
付録:桂の中は控えた?ので外
桂離宮の外の垣根(桂垣)(笹垣)です。中から竹の節を縦に割って折り、外に垂らす垣根です。折っているから緑が生き続ける。手間がかかります。ever green 人によっては、二人の笑顔から青春がみえるかもしれない。
Posted by 新茶 at 09:22│Comments(3)
この記事へのコメント
とても、楽しい時間をありがとうございました。
Posted by 太田徳司 at 2012年04月07日 17:28
私はいまだに装飾類について答を見出していません。
この言葉に強く惹かれて戻ってきました。
ひとつはいまだに答えを持たないという姿勢もった詩人さんの繊細さ。
他にも答えを出していないけど、いつかは出すつもりのものをたくさんお持ちだろうという奥深ささえも感じます。
何に対して答えを出す必要を感じるのか。
それはもしかしたら「詩人さんそのもの」かもしれませんね。
きっと、そうだろうと思います。
この言葉に強く惹かれて戻ってきました。
ひとつはいまだに答えを持たないという姿勢もった詩人さんの繊細さ。
他にも答えを出していないけど、いつかは出すつもりのものをたくさんお持ちだろうという奥深ささえも感じます。
何に対して答えを出す必要を感じるのか。
それはもしかしたら「詩人さんそのもの」かもしれませんね。
きっと、そうだろうと思います。
Posted by 太田徳司 at 2012年04月07日 18:11
きちんと名前を提示していただいてありがとう。
答というか自分の言葉が見つかれば一つのステップが出来る気がするんです。モダニズムにおいての装飾は悪でした。装飾で解決するのは悪。しかし過去の歴史の中でそれは機能さえも果たしていました。現代ではその機能の必要性は無くなった故にきえたのでしょうが、私の中では未だに「悪」の概念がくすぶっています。プロポーションとのバランスで解決しなければいけないというモダニズムの教条主義に囚われていると思い込んでいるのです。一方でそれでもいいじゃんっていうのもあります。また好き嫌いの判断でもいいじゃんっていうのもね。装飾が有ろうが無かろうが美しければいい!最終的にはその辺だけでもいいのかもしれない。諸先輩たちに言わせれば、まだそんなことをいってるの?って言われると思うけど。
あるようで無いようなガラス張りも、全てを消し去る方向も抽象の概念の行き着く先で、それが現代における美の極致かもしれないね。でもね、建築家という職業である以上答は持つべきだというのも古い建築家像の幻想かな。
建築を離れた部分では全てに分裂病的な人間性を享受し且つ多重人格を全うし続けます。ようするにバラバラだから独り言。気にしてくれてありがとう!
答というか自分の言葉が見つかれば一つのステップが出来る気がするんです。モダニズムにおいての装飾は悪でした。装飾で解決するのは悪。しかし過去の歴史の中でそれは機能さえも果たしていました。現代ではその機能の必要性は無くなった故にきえたのでしょうが、私の中では未だに「悪」の概念がくすぶっています。プロポーションとのバランスで解決しなければいけないというモダニズムの教条主義に囚われていると思い込んでいるのです。一方でそれでもいいじゃんっていうのもあります。また好き嫌いの判断でもいいじゃんっていうのもね。装飾が有ろうが無かろうが美しければいい!最終的にはその辺だけでもいいのかもしれない。諸先輩たちに言わせれば、まだそんなことをいってるの?って言われると思うけど。
あるようで無いようなガラス張りも、全てを消し去る方向も抽象の概念の行き着く先で、それが現代における美の極致かもしれないね。でもね、建築家という職業である以上答は持つべきだというのも古い建築家像の幻想かな。
建築を離れた部分では全てに分裂病的な人間性を享受し且つ多重人格を全うし続けます。ようするにバラバラだから独り言。気にしてくれてありがとう!
Posted by 自称詩人 at 2012年04月07日 21:55