2012年04月21日

万城目 学

万城目 学
 知る人ぞ知る「鹿男あおによし」を、「鴨川ホルモー」に続いて読みました。やっぱり万城目って感じで、楽しかった。近頃京都奈良に数回出掛けたけど、読んでおけば良かったと悔やんでいる。それにしても万城目の語り口は直に馴染んでくるので、作中に入りやすい。設定はいつもの荒唐無稽なのだが、登場人物のキャラクターの身近さについ読み続けてしまい、寝不足になる。歴史のある都市や村はなんて魅力的なんだろう。人間まで魅力的に思えてしまう。児玉清の解説もいいね。読んでから奈良に行った人が羨ましい。テレビドラマで放送されたらしい。見てみたかった。誰か見たかなあ?
 弥生時代の考古学は文献が中国だけだから、発掘物による学問なんだという事もかいてあった。奈良時代の万葉集は日本文化のことから、すごいことの始まりなんだ。



Posted by 新茶 at 17:20│Comments(2)
この記事へのコメント
表紙絵も良いですね。
そうそう、児玉清さんが生前NHKラジオで本の紹介をしていましたけれど、万城目 学さんの本もいっぱい紹介していましたっけね。
児玉さんが紹介するとホントに読んでみたくなって・・・
詩人さんもそうだよ~(^-^)Y
Posted by おかぴー at 2012年04月21日 22:21
なんだかわかんないけどアリガトウ。
POPS(音楽だけじゃなく)って箍を括っていると、とんでもなく良いものが含まれている場合があるね。どこの世界も上辺のレベルだけの基準で判断は危険なんだ。今日、稽古の後でボントロさんに懐かしい「東京物語」小津作品のDVDを少し見せていただきました。すごい作品が自分で持てるんだね。この作品は半端じゃない。人へのおもいやり、人のの弱さ、うまく言えないけど寂寥感を描いて心を鷲掴みにされてしまいます。本当の日本人っていいなあ。早速購入の予定です。朝のセザンヌから始まって、色々なことが多すぎて心が揺れています。
Posted by 自称詩人 at 2012年04月22日 18:37
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    コメント(2)