2012年05月13日
「花散らしの雨」
みおつくし料理帖の第二弾:高田 郁 著 です。これが続編。
なにがいいかって、時代劇の典型なのだが、典型的でありながらも主人公の娘の成長ぶりが心地よく伝わってくる。物語って心理描写なわけで、読者の読後の心理まで揺り動かせることが出来るんですね。だから今は秩序正しく、自分を弁えた平穏な心持ちのようなキガスルのだ。そんで、かわいい娘の澪(主人公)と小笠原さん(武士)はどうなるんだろう。前回の紺色の表紙は寂しかったけど今回は赤。これでいいとしよう。次が読みたくなるシリーズだ。
巻末に出てきた料理のレシピ(料理帖)が載っています。ほんとにウマソー。日本の正しい和食なのだ。ハルキ文庫でした。
Posted by 新茶 at 12:39│Comments(0)