2012年06月04日

「狸穴あいあい坂」

「狸穴あいあい坂」
著:諸田玲子 集英社文庫
 お決まりの時代小説です。表紙とカットは村上豊で、カットの構図は特にいい。
60過ぎのこの私が恋愛を絡めた時代小説を好んで読みます。次から次へと事件は起きて、主人公の娘の行動が事件解決への糸口になります。ハッピーエンドも私にとっては有意義な事ですし、そこに至るプロセスも結構紆余曲折しながらドキドキして楽しめるのです。どの時代も同じ人間の起こす事件だから、人の心は変わらないんですね。
 昨日うちの寺(西運寺)の若い和尚さんが結婚式を挙げました。寺で仏式(浄土宗)の式典を行なってから、披露宴をアソシアでやりました。若い人を見て自分の今迄の軌跡を振り返りました。若い人っていうのは、自分では気が付かなくても、他人からは大きな希望になってることもあるんだってこと。人生に消しゴムなどないけど、悔いる事のないよう、思いっきり生きて欲しいと思いました。こういう事ってありきたりだから、若いときには言葉では理解しても、実感出来ないんだろうね。初老のたわごと?披露宴での雅楽集団の演奏とジャズの歌声は聞き入ってしまいました。すばらしかったです。蛇足:和服の裾と足袋の組み合わせはなんて美しいんでしょう。今度写真を撮ろうと思います。



Posted by 新茶 at 10:33│Comments(0)
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