2012年07月13日
古事記
とても美しい表紙です。中身もいろいろと詰まっていますが、今回はこの表紙の感動でおわりにしようと思いましたが、例によってグダグダ書きます。古事記の中身(稲羽の白兎程度しか知らない)には言及しませんが、またしても上野誠さん(こっちは覚えていても向こうは忘れていると思う)が奈良に続いて登場したので読みました。「古事記は謡う」です。いつの世も愛の歌は変わらないのですね。もう一つ、巨大本殿の源流」黒田龍二が面白い。纏向遺跡が出てきます。纏向(マキムク)遺跡を知ったのは、ボントロさんのお友達の父上が書かれた本「原始三輪山」を読んでからです。奈良の三輪山の麓の長谷寺近くの現地風土について書かれています。がしかし、新潮のこの欄では伊勢神宮の話から、急遽マキムク遺跡がスポットライトに照らされて突如迫上がってくるのです。奈良は全てが奥深いですね。表紙のデザインにはそんな古代の時間も表現されちゃってる、なんて私の勝手な思い込みです。美しい明朝体もいいけど、階段(キザハシ)の下の木靴がいいね。人の気配もある。(島根:美保神社)
この神官さんの履く木靴のデザインもいいよなー(足フェチ:この頃気が付いた)。
Posted by 新茶 at 14:53│Comments(2)
この記事へのコメント
あ~。古事記だぁって。
薬師寺に行ってからというもの古事記を読み返したくてたまんないです。薬師寺のご住職のあの話がずっと頭にあって。古事記だけじゃ無く日本書紀もね。歳をとったなぁってつくづく思うこの頃です。
薬師寺に行ってからというもの古事記を読み返したくてたまんないです。薬師寺のご住職のあの話がずっと頭にあって。古事記だけじゃ無く日本書紀もね。歳をとったなぁってつくづく思うこの頃です。
Posted by おかぴー at 2012年07月13日 20:18
ゴメン・住職の話を思い出せません。今回この本を読んで感じたのは、人間の歴史は愛憎の歴史だけど、どこかに何かを築こうとする、明日を夢見れる希望が欲しくて、拠り所を作ってきたんじゃないか、健気な希みが有ることを神格化させたんじゃないか、と思いました。上手く云えてないね。本居宣長らの策は作為的かもしれないが、彼らが居なければ古事記がここまで残っていなかったかも。仏教的世界を排除した一つの神の宗教にしちゃってるけどね。私には其れも有り。自分を否定されなければ、あるがままに受け入れます。私の人生だから。何を語ってるんでしょう。へんですね。
神のデザインとしては、非常に優れた、世界で唯一のデザインだと思っています。
神のデザインとしては、非常に優れた、世界で唯一のデザインだと思っています。
Posted by 自称詩人 at 2012年07月13日 22:43