2012年08月18日

吉田秀和

レコード芸術7月号53P:吉田秀和氏の追悼特集。
ボントロさんの音楽の支えとなっていた吉田秀和さんが5月22日に亡くなられて、特集が7月号になりました。ボントロさんは隈なく理解していたのでしょうが、私自身はコラムを読んでも解らない部分もタダありました。私なりに少しですが音楽への真摯な姿勢は読めたつもりです。今回の遺稿になった原稿を読んでも決して尾ひれを付けない言葉は敬服に値します。音楽(芸術)に存在する絶対的美に対して演奏家が必死に探そうとした独創的美学そのものが美なのだ。故に儚く過ぎ行く音楽を愛する、という言葉は吉田氏の信条であると思いました。芸術は神の化身かもしれない。または天国へのアプローチかもしれない。
 季節には合わないけど気分だから、クラリネット五重奏を聞く、モーツァルトとブラームスだ。揺れ動く青春期の甘い夢、そして焦りや後悔を、それでもまだ歩き続ける意志を聞く。真に切なく心を揺さぶる美しい音楽なのだ。



Posted by 新茶 at 15:41│Comments(0)
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